ジブリ映画

となりのトトロ|メイとサツキの年齢とその後は?影の都市伝説は大嘘!【考察】

大人も子供も大好きなジブリの人気映画「となりのトトロ」。

人気作品ゆえ、都市伝説も多く存在しています。中にはファミリー映画とは、相反する恐ろしい都市伝説も・・・。

メイとサツキの年齢やその後についてもあわせてお伝えしていきたいと思います!

そこで今回は、「となりのトトロ」の監督である巨匠・宮崎駿さんの著書「出発点1979~1996」(徳間書店)にある企画書から真相を解説していきます。

メイとサツキの年齢は?

 

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演出覚書によると、姉サツキは小学四年生です。つまり10歳!

朝から父と妹の朝食とお弁当を準備するあの手際のよさを10歳で手にするなんて。

見習いたいほど、出来た女の子ですね。

その性格について演出覚書では、

転校もなんなくこなし、すぐに友人も出来る。

ただ、実生活の能力に欠ける父親と妹のめんどうをみるために、一寸ガマンを強いられているので、その分大人にならざる得ない所もある。

しかし、困難を楽しむ才能すらこの少女は持っている。

(出典元)「出発点1979~1995」著:宮崎駿 出版:徳間書店

と設定しています。

なるほど!
さつきの出来の良さは母・ヤス子の入院だけでなく、父・草壁タツオの頼りなさによって育まれてきたのですね。

続いて妹・メイです。

メイの年齢は4歳です!

サツキがしっかり者な分、自由奔放・ワガママキャラと言われがちなメイですが、甘えたい盛りの幼い子どもが半年以上母と過ごせずにいるのですから、その寂しさは計り知れない。

そう考えると、寧ろメイは子どもながらに必死に耐えていますよね!

メイとサツキのその後の展開とは!?トトロにはもう会えないまま?

 

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映画には描かれていませんが、「トトロにはもう会えない」でしょう。

正確には「もう見えない」のです。

それは2人が大人に向かって成長したからです。

そもそも、トトロは大人には見えません。

人の目には見えないはずのトトロが、どういうわけかこの2人には、見えてしまっただけです。

これは、紛れもなくサツキとメイが”成長するためのプロセス”でしょう。

そう考えるとエンディングで屋根の上のネコバスやゆっくりと消えていく様子は、切なさを感じますね。

エンドロールでは、青いロンパースを着た赤ちゃんに気づき、手を繋ぎ、遊んであげるメイの様子が描かれています。

今まではサツキに遊んでもらう、世話してもらうだけのメイが、これからは遊んであげるお姉ちゃんへと成長したのです!

これもトトロが与えてくれた”成長”というギフトなのかもしれません。

トトロが死神でメイとサツキの影がないという都市伝説は大嘘?

 

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最も有名な都市伝説に「トトロは死神で、メイとサツキはすでに死んでいる」という説があります。

理由は、最終シーンでサツキとメイがお母さんの病室を眺める場面。

ネコバスとともに木に腰掛ける2人に「影がないから」だそうです。

この説、まったくの大嘘!!

トトロが、サツキをネコバスに乗せたのは死の国に連れていくためではありません!

サツキや大人たちにとって「どこにいるかもわからない、メイの居場所」ですが、トトロにとっては「メイなんかすぐそこにいるじゃない」という程度。

「じゃあサービスでネコバスで連れてってあげるよ」という軽い優しさなのです。

ましてや、トトロは死神なんかではありません。

トトロは、縄文時代から3000年以上生きる”おばけ”なのです。

元々「所沢にいるとなりのおばけ」から、”トトロ”と名付けています。

ネコバスも化け猫が、バスを見て「おもしろいな~」と思い真似た所からネコバスとなりました。

なんとも、かわいいおばけ&妖怪ではありませんか!

エンディングについては、同書内の企画書にも明記されていました。

物語はちょっぴり緊迫しながらも、トトロたちの手助けとみんなの協力でメイが無事に見つけ出され、やがては母さんが退院する大団円へと流れていきます。

(出典元)「出発点1979~1995」著:宮崎駿 出版:徳間書店

つまり「となりのトトロ」は、裏で闇エンディングを掲げる恐ろしい物語ではなく、最初から最後まで「幸せな心温まる映画」を目指しているのです。

まとめ

「となりのトトロ」の疑問について、今回は宮崎駿監督の企画意図を基に考察しました。

企画書の冒頭に、宮崎駿監督はこんなメッセージを載せています。

中編アニメーション作品「となりのトトロ」の目指すものは、幸せな心暖まる映画です。

楽しい、清々しい心で家路をたどれる映画。

恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を想い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探索や樹をのぼり始める。

そんな映画をつくりたいです。

(出典元)「出発点1979~1995」著:宮崎駿 出版:徳間書店

そんな温かい想いを込めて、宮崎駿監督が10年近い年月をかけ構想を作り上げた名作「となりのトトロ」。

監督の想いが詰まった「おばけと子供たちの温かな世界」を、120分間堪能してください。