映画『十二人の死にたい子どもたち』の結末を解説します!
この物語は、12人の死にたい子どもたちが、集団安楽死のため廃病院に集まり、全一致で自殺をするかどうか決議する内容となっていました。そして、13番目の0番の登場によって、ストーリーが膨らんでいく流れになっていました。13番目の謎や、全員一致で安楽死が実行されるかなどが見所になっています。
これから、結末をお話した後、物語のその後の内容や続編について考察します。
※ネタバレを多く含みますので、ご注意ください!
映画『十二人の死にたい子どもたち』の結末
十二人の死にたい子どもたちの結末を解説します。
結末は、誰も死んでいないし、死なない結果となりました!
自らの悩みを打ち明け、それぞれが「生きて訴えていく」姿勢に変わり、物語はフィナーレを迎えます。
そして、続編もありそうな雰囲気で終わったエンディングとなります。
先ず、13番目の0番は死んでいることで物語は進みますが、最終的には生きていました。また、彼の正体は12番ユキの兄でした。ユキは兄と二人乗りで期待している最中、兄が彼女から貰ったマフラーをふざけて引っ張ったことで、交通事故にあい植物人間になってしまった人物です。ことの発端は、12枠の定員に、兄を連れてきたユキが原因でした。
次に、ユキの兄を動かしていたのが、ノブオとアンリです。彼等は、自殺するための阻害要因になる物を無くそうと、数々の偽装工作をしたのでした。結果として、物語が複雑になったのは、彼等が原因です。
そして、全員が死なない決断をしたのは、シンジロウの言葉がきっかけとなりました。死んで自分の存在証明をしようとするアンリに、シンジロウは生きて訴えることをすすめます。それに、感化された全員は最終的に自殺をすることを辞めました。
映画『十二人の死にたい子どもたち』のその後の内容
映画『十二人の死にたい子どもたち』のその後の内容はありませんが、ここでは、今後どのように物語が進むか考察したいと思います。
その後は、アンリ、サトシ以外は、真っ当な人生を歩むと思います。サトシとアンリは、最後、もう一度同じゲームをしようとすると思うと言っていたので、死の呪縛から逃げ出せないと思います。サトシは、死に取り憑かれていると言いつつも救世主になることを望んでおり、アンリは死にたがっているのは変わらないので、二人と今回とは別のメンバーが同じ集いに集まった時にどうなるかは分かりません。ただ、アンリも死にたいようで死にたくない側の人間だとは思うので、このゲームは永遠の救いの内容となるでしょう。
映画『十二人の死にたい子どもたち』の続編
映画『十二人の死にたい子どもたち』の続編は、現時点決まっていません。
ここでは、続編があったら、どんな内容を期待しているかお話します。
本作では、自殺しようとするシーンは強く描かれていませんでした。そのため、どうしてもリアリティが欠ける感じになったと思います。続編では、13番目の登場人物なしに議論を展開して、自殺をするかどうかを決めるようなストーリーになると面白いと思いました。
そこに、サトシ主催で、アンリだけが本作のメンバーで出演する感じで進行すると楽しいかなと思います。死にたいアンリと、守ろうとするサトシがどんな決着を導くか期待してします。
映画『十二人の死にたい子どもたち』のメッセージと伝えたい事
映画『十二人の死にたい子どもたち』のメッセージ性について解説します。
本作品は、最終的に救いの物語だったと思います。それぞれが一人で抱えていた悩みを打ち明けることで、仲間意識が生まれてきます。一人で悩んでいたら身動きが取れなくても、同じように考える境遇の人と出会えれば、考え方や救いが得られる気づきがメッセージとして隠れていたと感じました。
設定自体は極端で、集団安楽死という内容でしたが、死に対する考え方を、13番目の正体探しで上手く隠しながら、物語が進んだことで、間接的に救いの物語に結びつけたのだと思います。
本作が伝えたかった事は、シンジロウが言った「生きて訴えろ」が全てだと思います。どんなに辛いことがあっても、死を決意してはダメで、集いの動機は不純かもしれないが、仲間を見つければ乗り越えられることを伝えたかったのだと思います!
まとめ
映画『十二人の死にたい子どもたち』の結末やその後、続編について解説しました。
結末はバッドエンドかと思いきや、ハッピーエンドな感じで終わるのが、良かった点でもあり、捻りがなくて、少しガッカリだと思いました。誰か犠牲になることや、ルールを無視する人間がいると、人間味があってもっと面白くなったと思いました。
とは言っても、全体を通じてとても楽しめた作品でした!その後の展開や、続編についても気になるところは多くあります。ぜひ、次作が決定されることを期待したいと思います♪
未だ、ご覧になっていない方は、一度はチェックしてみてくださいね〜

無料でみたい場合はこちらをCHECK/

あらすじ・ネタバレも/
