映画『十二人の死にたい子どもたち』の犯人はノブオかを解説します！
物語の途中で、タカヒロの気づきで、ノブオが殺人について認めるシーンがあります。
しかし、こんな序盤で犯人が分かってしまって良いのか疑問に思うでしょう。
私自身、こんな簡単に犯人がわかるなんて拍子抜けな展開だなとガッカリしたのを覚えています。。。
これから、そんな犯人はノブオだったのかを解説した後、黒幕の秘密やエンドロールの演出についてご紹介したいと思います。特に、エンドロールの演出と黒幕については意外な人物だったので、驚きました！
※これ以降、ネタバレを多く含みますので、ご注意ください！
犯人はノブオだった？
物語の序盤で、タカヒロがノブオを犯人だと特定します。
そのきっかけになった違和感は、タカヒロが屋上に来る前に、先に屋上の様子について知っていたからです。そこで、手に持った順番と病院への到着の順番に齟齬があると思われて疑われることになります。ノブオ自身も自分が犯人だと伝えます。自分が人殺しだと伝え、地下で全てを話すことを約束します。しかし、その後、何者かによって、ノブオは突き落とされ、地下室にしばらく現れなくなります。
この一連の流れがありますが、結果的にはノブオは、0番を殺した犯人ではありませんでした。ノブオは過去、いじめてきた同級生を階段から突き落として殺します。それが、事故として片付けられ、自分が殺人犯なのに、誰にも伝えられない歯がゆやから、死にたいと考えていたのです。
最終的には、自首をして罪を認める意識に変わり、このゲームからは離脱することになります。
ただし、0番を安楽死の邪魔にならないように、アンリと協力して移動させることをしていたのはノブオでした。そのため、少し加担していたのは事実です。
怪しいのはマイ？
次に怪しく思えたのは、マイだと思います。
（これは個人的な偏見でしたが。。）
マイの死にたい理由が「ヘルペス」と言う内容であるから、ふざけ半分でゲームに参加しているように思えるでしょう。人を殺すために、あえてゲームに忍び込んでいるように感じ怪しい人物と思いました。見た目もチャラい感じで、いかにも黒幕なイメージを持っていました。
しかし、マイは純粋にヘルペスが治らない病気で死にたいと考えており、死にたい動機は弱いにしても、一連の犯人ではありませんでした。逆に、死にたい人を励ますシーンも多く、良い子である印象が持てました。
黒幕はユキだった？
ここで犯人のネタバレになります。
0番のきっかけを作ったのは、ユキでした！
つまり、黒幕はユキだったと言えます。0番はユキの兄でした。ユキが原因で交通事故にあい、植物状態になってしまったのが、0番であり13番目の人物の正体でした。
ユキは定員が12人と分かりつつ、兄を含め連れてきたことで、この不可解なミステリーが生じました。それに、アンリやノブオが独自に動いたことで、話がドンドン複雑になっていきました。
そして、0番であり13番目は息がないと思っていたが、実は死んではいませんでした。多量の薬で息が弱っていただけだったのです。
つまり、この場で殺人事件は行われていないのがことの顛末です！
エンドロールのリョウコ役の秋川莉胡は誰？
エンドロールには少し変わった演出がされました！
それは、エンドロールで、4番リョウコの役名が、最初、秋川莉胡（りこ）になっていたのです。そして、すぐに橋本環奈に変わる演出がされました！
本作では、ギリギリまで4番のキャストが公表されない演出もされており謎でした。その仕掛けも含めて、このようなエンドロールにしたのだと思います。
4番リョウコは、劇中でも途中までマスクに帽子姿で正体を隠していました。一番怪しまれるポジションにいて、マスクを外した時の、周りの驚くシーンはどこかコメディのようでした。ゴスロリのミツエは、死んではいけないと強くお願いしていたシーンも、自分は死のうとしているのに何か滑稽でした。
まとめ
映画『十二人の死にたい子どもたち』の犯人はノブオかについて解説しました。
序盤で自ら犯人と言う人間は、真犯人ではないと思われますが、今回はあえてネタバレ含め解説しました。ただし、実際に今回の犯人ではないにしても、人殺しであった事は驚きです！そして、ゲームから離脱する表明をして、その場に残った事はかなり不思議に思えました。一番、行動に対する動機が掴めないキャラクターではありました。
また、個人的にはマイが最後まで怪しいと思っていました。ヘルペスで死にたくなるほど、悩みが小さいと思ったからです。しかし、全く関係なく、純粋な女の子であったことが分かり、少し心苦しかったです（笑）最後は、ユキが起点だった事は驚きましたが、それほど自分を責めていたこともよく分かり、少し同情してしまいました。
最後、エンドロールでは、あまり見たことのない演出がされたので驚きましたが、話題性のある仕掛けがされて楽しかったです！
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