1995年に公開された「耳をすませば」は、中学生の主人公・月島雫ちゃんと天沢聖司くんの恋愛を描いた青春映画です。原作はマンガ家・柊あおいさんの作品!
少女マンガ雑誌りぼんで連載中、宮崎駿監督の目に留まり映画化されキャッチコピーに「好きなひとが、できました」と掲げ、恋愛の甘酸っぱがたっぷり詰まった映画です♪
恋愛ものだけあり、恋するのは月島雫ちゃんだけではありません。映画の中では親友・原田夕子ちゃんの恋愛についても描かれています。
そこで今回は映画の伏線である親友・夕子ちゃんの恋愛を追いかけてみます!
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雫と杉村と夕子のなんとも言えない関係について
【耳をすませば】
「ううん。。 聖司がいたから頑張れたの。 わたし、背伸びしてよかった。 自分のこと前より少しわかったから。。 わたし、もっと勉強する。 だから高校へも行こうって決めたの。」
[月島 雫]
♡pic.twitter.com/vB4kY06Qbl— ジブリの森 bot (@ziburi_no_mori) December 14, 2019
雫ちゃんの親友・夕子ちゃんはそばかすと恋が気になる乙女です。他のクラスの男子からラブレターを貰うなど少しモテる女の子です。
そして恋愛に興味津々です!
映画の冒頭から、
雫・・・好きな人、いる??
両想いの人がいたらいいなって。
受験だし励まし合ってがんばれたらって。
なんて恋愛気質全開の発言です!
そんな夕子ちゃんには好きな男子がいます。それが同じクラスで野球部の杉村くん。
彼は映画冒頭から雫ちゃんにちょこちょこ絡んできて「雫ちゃんが好き!」と言わんばかりです。
しかし当の雫ちゃんは全く意識していない様子。
雫ちゃんの親友・夕子ちゃん、その夕子ちゃんの大好きな杉村くん、そして杉村くんの大好きな雫ちゃん。
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まさに三角関係です!
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いや、正確に言うと天沢聖司くんを含めると四角関係!?身近な仲間たちの中で恋が交差する、まさに青春映画ですね!
4人の恋が動きだすのは、杉村くんが友だちに代わりラブレターの答えを夕子ちゃんに聞きにきた所からです。よりにもよって大好きな杉村くんに聞かれ夕子ちゃんは号泣!
鈍感な杉村くんはその行動の意味がわからず雫ちゃんに尋ねに行きます。
すると・・・
それって、杉村にはそんなこと言われたくないってことよ!
この意味わかるでしょう?
もう!本当に鈍いわね!
夕子はね、あんたのことが好きなのよ!
あら!!親友が結果としてバラしてしまうありさま。
そうなると当然のように杉村くんも、
そんなあ。俺、困るよ。
だって俺・・・。
俺、お前が好きなんだ!!!
って答えちゃう。
もう、夕子ちゃんの気持ち置いてけぼりですよ。
そこから雫ちゃんは杉村くんの恋に答えるわけもなく、夕子ちゃんに事のてん末を伝えるでもなく天沢聖司くんとの恋に進んでいきます。
さらに天沢聖司くんとの事を相談に乗ってくれた夕子ちゃんに対して、
夕子もがんばってね!
夕子の良さ、きっと杉村にもわかるよ!
えー!なんて雫ちゃんまさかの上から目線な発言!
実は四画関係だったって聞いたら、夕子ちゃん激怒りしないかしら?
エンドロールに隠された秘密とは!?
耳をすませばのどこがいいってエンドロールが可愛いとこ pic.twitter.com/VUesJ9uFIA
— はやし (@hayashi_0718) January 12, 2019
そんな夕子ちゃんの散々な恋に少しだけ希望の光が差します!ヒントはエンドロールの中にあります。
朝日を見に出かけた雫ちゃんと聖司くん。すっかり街も明るくなり、家に帰る2人や学校に向かう中学生たちが歩いています。
時間が少し進んでお昼となり猫のムーンが悠々と散歩をしています。さらに時間は進み夕方、中学生たちの帰宅時間です。
夕子ちゃんは一緒に帰っていた女友だちと一旦さよならして誰かをまっています。
そこに走ってきたのが、なんと!
そう!杉村くんです。
2人は何やら話をしてから歩き始めます。
さらにちょっと歩いてから一瞬立ち止まり、夕子ちゃんとの距離をつめる杉村くん。
知らないうちに距離を縮めた夕子ちゃんと少し女の子への気遣いができるように杉村くんの急激な成長にドキドキします!
杉村と夕子はその後付き合うのか!?
#耳をすませば
あたしは実のところ「耳をすませば」はエンドロールが一番好きなんです☝️✨犬のお散歩、ムタさん、友達カップル…萌えるッ🙈✨ pic.twitter.com/pUx57PH7JL— TOMOぽん#00 🏟✨ (@TOMOPON00) January 11, 2019
その後、夕子ちゃんは杉村くんと付き合う事ができたのでしょうか?
映画の中では細かく描かれていませんが、まあ間違いなく付き合っているでしょう。だって中学生の恋愛ですよ!
しかも好きな人もおらず恋愛に疎かった雫ちゃんと違って、夕子ちゃんは両想いの人と励まし合えれば受験も頑張れると言えるほど、典型的な恋愛気質の女子です。
杉村くんも雫ちゃんをずっと前から好きだと宣言していたので、女子に興味のないタイプではない。
雫ちゃんが小説作りに没頭している間、愛を育んでいた2人。
この映画で1番の幸せ者は実は夕子ちゃんだったのかもしれません。
まとめ
ジブリ映画を考察するとき多くは、少ないヒントの中から願望も含めて仮説を立てます。
しかし本作は観客が気になっていた夕子ちゃんの杉村くんのその後をエンディングでさらりと伝えてくれました。
私はこの映画の中でエンディングシーンに1番テンションが上がりましたよ。
ぜひ「耳をすませば」を観て、あなたも甘酸っぱい恋愛を思い出してみて下さい!
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