映画「マスカレードホテル」の重しについて解説します!
物語では、何回もペーパーウェイトの向きを正すシーンが描かれていました。
この重りは何なのかと、最初は疑問に思っていましたが、実は物語の最後の伏線になっていました!
この伏線がなかった場合、山岸は大変なことになっていましたので、本当に驚きです。
これから、そんなペーパーウェイトの伏線や、ロゴの謎について考察します。
ペーパーウェイトとは?
物語の序盤から描かれていたペーパーウェイトですが、
あの重りを何と言うのか分からなかった方は、多いのではないでしょうか?
この投稿をInstagramで見る
私も友人と映画を見ていて、あの「重り、重し、ボールペンみたいなやつ、黒いやつ、長い棒」など、正式名称が分からないで、最初は話をしていました。
気になったので、何と言うか調べてみると、お洒落な呼び名で、
ペーパーウェイト
と言うことが分かりました。
用途は、紙が飛んでしまうことを防ぐ重し、重りです!
小学校では、書道の時間に、文鎮(ぶんちん)と言われて親しまれていたあれです!
ただし、ホテルなどにおいてある物は、お洒落な言い回しをするらしく、ペーパーウェイトと言うらしいですね〜
また、映画グッズとして発売されていたようで、欲しいなと思ってしまいました♪
ペーパーウェイトとロゴの謎
物語では、ペーパーウェイトがズレていて、それを直すシーンが何度も描かれていました。
先ず、疑問に思ったのが、ペーパーウェイトのロゴの意味です!
この蝶のようなデザインが何か、最初全く分かりませんでした。
調べてみると、HとCを重ねたデザインで、「ホテル・コルテシア」の頭文字でした。
そして、「コルテシア」とはどんな意味かも気になって調べましたら、
スペイン語で「礼儀や親切」を意味していました。
このホテルは、礼儀や親切を大切にしているホテルなのが分かりますね!
メキシコ語でも、スペルが少し違いますが「サービス」と言う意味もあるので、文字ればどちらの意味でも解釈できそうです♪
次に、ペーパーウェイトを何度も直すシーンが表現されていたので疑問に思いました。
この繰り返されるシーンで何を伝えたいかは、新田の心境の変化や成長を意図しているのだと思われます。
最初は、山岸がペーパーウェイトを正すシーンがメインで、ホテルマンの所作を見て学ぶ段階でした。新田は、刑事の立場にいたので、進んで自らペーパーウェイトを正すことをしていませんでした。未だ、ホテルマンとしての意識は希薄でした。
その後、クレーマーからの嫌がらせを受けた際に、ホテルマンの意識が芽生えたのか、自らペーパーウェイトを直すことをしていました。ここで、刑事としての在り方ではなく、ホテルマンとしての意識を強く持ったと言えます。
そして、最後に、犯人に捕まってしまったピンチな山岸を探すシーンでは、ズレたペーパーウェイトを直しませんでした。焦っていたこともありますが、刑事として行動していたからでしょう。このシーンでは、刑事の立場でいたことが分かります。
このように、新田の立場や心境の変化、成長などを、ペーパーウェイトを正すかで演出しているのだと考察できました。
マスカレードホテルでは重しが伏線!
マスカレードホテルでは、重し(ペーパーウェイト)が伏線になっていました。
ここからは、ネタバレを含みますので、気をつけてください!
新田は山岸の所作を見て、ホテルマンがペーパーウェイトを正す習慣があることを知っていました。そのため、部屋のあるべき姿を学べていたことになります。
山岸は犯人のために複数の部屋をとっていました。そのどれかの部屋で、山岸は捕まってしまうことになります。新田は一つ一つ部屋をまわって確認します。
そこで、このペーパーウェイトの状態がズレていたことで、部屋の異変に気づき、犯人がこの部屋にいることに気づくことができたことになります。
最初から繰り返しペーパーウェイトの演出をしていたのは、最終的にこの伏線を含んでいたからだと言えます。
まとめ
マスカレードホテルのペーパーウェイトとロゴの謎や、伏線について解説しました。
本作品で繰り返し表現されていたペーパーウェイトを正すシーンは、最終的な突破口に繋がっていたことには、本当に驚きました。
最初から、不気味で違和感があるシーンだとは思いましたが、この内容を伏線にしているとは予想できていませんでした。
また、重しをペーパーウェイトと言うことや、ロゴの意味、ホテルの意味など、深く調べていくうちに分かって良かったです。細かな部分にもこだわった設定があり、マスカレードホテルをより楽しめるようになりました♪
もう発売は終わってしまったかもしれませんが、私も映画グッズのペーパーウェイトを手に入れたいなと思いました!

無料でみたい場合はこちらをCHECK/
