映画『マスカレードホテル』の最後のシーンとラストのオチを解説します!
マスカレードホテルは、原作が東野圭吾さんの同名小説が映画化された作品です。
連続殺人事件の犯人を逮捕しようと模索する中、潜入捜査官とホテルのフロントがお互いの価値観をぶつけ合いながら、前に進んでいく内容です。
ホテルに来る客が全て怪しく見え、とても楽しめた作品でした♪
さて、そんなマスカレードホテルの最後のシーンやラストのオチについて難しく感じる方もいると思いますので、これから、考察を含めご紹介したいと思います。
また、松たか子さんの演技力がすごかったので、その点についてもお話します。
ここからは、ネタバレを多く含みますので、ご注意ください!
マスカレードホテルのラストのオチ結末は?
マスカレードホテルのラストのオチ(結末)については、
視覚障がいを持った女性である片桐(かたぎり)が犯人
でした。ただし、
片桐は偽名で、本名は長倉(ながくら)で、視覚障がいも演技です。
詳しい経緯は以下で解説します!
片桐はホテル・コルテシア東京に過去含めると、3回訪れています。
1回目は、事件のきっかけにもなった元恋人の宿泊確認です。
2回目は、視覚障がいの女性を演じて、山岸殺害のための下見にです。殺意もあったと思われます。
3回目は、結婚式の騒ぎを利用して、山岸を殺害するためにです。計画的な犯行で、新田(にった)と能勢(のせ)が気づかなければ、山岸は殺害されていました。
物語では、2回目に訪れた際、山岸も新田も怪しさを感じていました。しかし、片桐から「視覚障がいの夫が宿泊するために訪れた」と言う理由を聞いて、お客様を疑ってしまったことを反省するようでした。これで、片桐が犯人の線がなくなったと思われました。
しかし、3回目に訪れた際は、片桐は山岸を殺害するために訪れました。山岸を殺害する動機は、1回目に元恋人の宿泊確認をしたが断られ続け、妊娠していた子供を流産してしまった復讐でした。片桐には元恋人と山岸を殺す事件を隠すために、別々の殺人を一連の連続殺人事件のように紐付ける暗号を送っていたのです。山岸を追い詰めたシーンで、片桐ではなく長倉である本名も分かります。新田が間一髪で殺人を防ぎ、この事件は解決することになりました。
仮面舞踏会の演出は何だったのか?
マスカレードホテルのラストのオチ(結末)については、犯人が長倉で完結しました。
しかし、事件が解決された以降に、仮面舞踏会の演出が随所に表現されていました。
これは、マスカレードホテルと言う由来にも関係しますが、マスカレードが仮面舞踏会と言う意味があるからです。
また、山岸がホテルを表現するのに、「ホテルでのお客様は何かを演じている」と言うことも話していました。ホテルに来るお客様は、現実を忘れ、ここで宿泊するために自分を演じているのだと言う意味です。仮面を被り、偽りの自分になりきって優雅に過ごすのがホテルであると言うことです。
それを表現するために、演出がされたのだと思います!
マスカレードホテルの最後のシーン
マスカレードホテルの最後のシーンは、新田と山岸と能勢がプライベートでホテルで食事をするシーンで終わります。空気を読んだ能勢は、娘の事情で途中で帰ることになりますが、豪華料理を食べたかった感じは、ワインの一気飲みで分かりました。
このシーンを最後にした意図は、二人の仮面舞踏会は続くと言う意味だと思います!
事件を通じて、お互いの仕事に対するプロ意識には尊敬できたと思います。恋愛感情はどうか分かりませんが、刑事とフロントと言う仮面が外れて、二人が今後どんな仮面を被るのかと言う内容になっているのだと感じました!
松たか子の演技力がすごい!
この映画で一番驚いたのが、松たか子さんの演技のすごさです!
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嘘の視覚障がいをする演技や、犯人として登場したシーンの破滅的な演技は鳥肌がたちました!
本当に映画に引き込まれたなと思いました。
恋人を失って、子供の流産して、何も無くなった絶望感がすごい伝わってきて、犯人で悪い人なのに、少し同情してしまったのを覚えています。
新田に止められて、未遂で終わったシーンの生きる意味を失ったような顔は忘れられません。
序盤のゴチャゴチャを、最終的に完結させたのは、この演技にあったと私は感じました!
アナ雪といい、何でもできて恐ろしいなと思いました♪
まとめ
『マスカレードホテル』の最後のシーンとラストのオチを解説しました。悲惨な事件ではありましたが、仕事に対するプロ意識や価値観が描写されていて、全体を通じて楽しめる映画でした。
最後のオチについては、全くの予想外の結末だったので、最後まで見て楽しめる映画になっていたと思います。ぜひ、未だ、ご覧になっていない方がいましたら、チェックしていただきたい作品です♪

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