映画『名探偵コナン瞳の中の暗殺者』で蘭が記憶喪失になった理由と、記憶が戻るきっかけになった出来事を解説します。
本作品の見所は、記憶喪失になってしまった毛利蘭を、コナン(工藤新一)が守りながら、犯人と対峙することです!
毛利蘭のピンチを何度も救って、犯人も特定して、逮捕に結びつけるコナンはカッコ良かったです。
また、場面がトロピカルランドに移る感じも、しっかり伏線が考えられていた作品だと思えました。多くの方が、本作を良作だと言う理由が、このシーンだけでも読み取れると感じます。
さて、話を戻して、これから、毛利蘭が記憶喪失になってしまった理由と、記憶を取り戻した経緯を考察します。
※ネタバレを一部含んでしまうので、ラストシーンを知りたくない方は、ご注意ください!
毛利蘭が記憶喪失になった理由
毛利蘭が記憶喪失になった理由を解説します。
毛利蘭が記憶喪失になったシーンは、白鳥警部の妹の結婚式になります。
一連の流れを先ずはご紹介します。
既に2名負傷者が出ている中、強行的に白鳥警部の妹の結婚式は行われました。
そこで、佐藤刑事と毛利蘭が女子トイレにいる時、突然、爆発と共に、そのフロアだけが停電します。
停電したので、洗面台の下にあった懐中電灯を毛利蘭は手に取り、佐藤刑事を照らします。
その時、犯人も女子トイレに現れ、懐中電灯で照らされた佐藤刑事を銃撃します。
佐藤刑事が銃撃され蘭に寄りかかるように倒れ込みます。
その際、懐中電灯も一緒に宙をまい、蘭は犯人の顔を目撃します。
犯人はその場から逃げます。
蘭はそこで、佐藤刑事の血を見て、気絶します。
この出来事から、目覚めた毛利蘭は記憶喪失になります。
記憶喪失になった理由については、精神的ショックが原因とされました。
妃英理も分析していましたが、この一連の流れで、自分が懐中電灯を照らさなければ、佐藤刑事は撃たれることはなかったと、自分を責めたことが理由だとされました。
事実、このシーンで蘭が気絶する際は、蘭は懐中電灯のことをボソボソと言い、血を見て混乱したように気絶しました。かなり、自分を責めてしまったのだと推測されます。
空手上級者の超武闘派の蘭でも、このような強いショックには耐えられなかったのだとわかりました。
これ以降、毛利小五郎も工藤新一も思い出せない生活が始まります。
毛利蘭の記憶が戻ったきっかけと経緯
毛利蘭の記憶が戻ったきっかけと経緯を考察します。
劇中では、記憶が戻ったことに対する具体的な説明はありませんでしたが、回想シーンが散らばり、蘭の記憶が回復していったことが表現されていました。
毛利蘭の記憶が戻る前に、そのきっかけとなる過去の新一とのデートについて紹介します。
毛利蘭は、この場所に来るのは2度目でした。
1度目は、工藤新一がコナンではない時代、トロピカルランドへはデートで訪れています。
その際、新一がコーラを手渡してくれて、噴水が湧き立つ場所へ連れていかれ、コーラのシュワシュワと、噴水が当然湧き立つサプライズを受けていました。
これ以降、新一がコナンとなってしまったため、工藤新一との最後の思い出です。
この一連の過去が、蘭の記憶が戻ったきっかけになっています。
経緯としては、毛利蘭とコナンは噴水まで、犯人に追い込まれてしまいます。
そして、絶体絶命の時、コナンはカウントをし始めます。
カウントがゼロになった途端、噴水が沸き立ち、水の防壁ができます。
ここで、蘭は噴水について少し思い出します。
その後、コナンは相手の居場所を把握するために、コーラの缶を空に投げます。
これで、コーラ缶と噴水のサプライズがリンクして、毛利蘭は記憶を取り戻します。
以降は、噴水の水の防壁がなくなった瞬間、コナンが缶を蹴って、犯人に直撃させます。
そして、再度報復しようとする犯人に、記憶を取り戻した蘭が、空手の実力をみせ、相手を倒して、一件落着となります。
まとめると、毛利蘭が記憶を取り戻せたのは、過去、新一と一緒に過ごせた記憶があったからで、それが、今回の絶体絶命のピンチと重なり、フラッシュバックできたからです。
間一髪とはいえ、ドラマチックな布石だと思いました。
まとめ
映画『名探偵コナン瞳の中の暗殺者』で蘭が記憶喪失になった理由と、記憶が戻るきっかけになった出来事を解説しました。
この記憶喪失をして、記憶を取り戻す一連の流れが、とても素敵に描かれたいたのは良かったです。コナンとの記憶ではなく、過去の新一との想い出で、記憶が戻ってきたことは、かなりロマンチックだったなと思います。
新一としてではないですが、コナンのファインプレーが光る映画でした。
また、蘭を何度も助ける新一はカッコ良かったですし、最後はコナンの推理と、蘭の武力で犯人を捕まえた感じが、二人で事件を解決したようで、良かったなと思いました。
ここでは、一部のシーンを解説しまたが、他にも良いシーンは散りばめられていたので、ぜひ、全てを楽しんでいただければと思います♪
