映画『名探偵コナン瞳の中の暗殺者』の傘がトリックで伏線かを解説します!
今回、多くのシーンで、傘について触れられていて、怪しいと思った方は多いでしょう。
これから、本作で、どのように傘がトリックとして使われたかを紹介します。
また、仁野環と友成真が最後まで怪しい人物だったので、彼らについても解説したいと思います。
※トリックの説明も含むので、ネタバレとなります。未だご覧になっていない方は、ご注意ください!
もくじ
傘の伏線
傘の伏線について解説します!
傘の伏線は利き手の関係と上手く描かれていました。
先ず、傘が議題にあがったのは、奈良沢警部を銃撃した犯人が持っていた傘の持ち手でした。
コナンは公衆電話ボックスで、犯人を捕まえることはできなかったが、傘の持ち手が右手であったことから、左利きの犯行だと推理します。
その後、白鳥警部の妹の結婚式で、傘が傘立てに置いてあるシーンが描かれます。コナンは傘がクローク横の傘立てにあることに気づきます。そして、突然の停電で、佐藤刑事が撃たれます。そこでは、結婚式に参加していた人間に硝煙反応は出ませんでした。
次に、雨の日のタクシーで傘を差し掛けられた時、蘭は突然おびえました。傘に何かしらの恐怖体験があるようでした。
それからコナンは、仁野環が「咄嗟の時に利き手を使う」という言葉に閃き、結婚式場の傘を探しに行きます。ここで、犯人の目星がつくことになりました。
傘の持ち手と、傘の使われ方で、犯人を特定したのです♪
犯人はここでは言いませんが、傘と利き手が伏線となる物語になっていました〜
傘のトリック
傘のトリックについて解説します。
犯人は佐藤刑事を銃撃しますが、硝煙反応で捕まることはありませんでした。
それは、傘を開き、傘ごしに佐藤刑事を発砲したからです。
そうすることで、硝煙反応で捕まることを避け、そのままクローク横の傘立てに戻せば、いずれ処分されることになるので、怪しまれることもありません。
見事な完全犯罪の計画だったのです。
犯人が傘をホテルに残した理由は、雨でもないのに傘を持っていると不自然に思われますし、置き傘はどのホテルにもあるものなので、不自然がられる可能性が低いからでしょう。
綿密に練られたプランであたっと思います。
ただし、今回は、コナンがいたので、足が出てしまいましたが(笑)
仁野環が最後まで怪しい
仁野環について考察します!
コナンと仁野環は、途中から協力捜査をしますが、最後まで、怪しい感じが拭えませんでした。彼女は、犯人ではなかったのですが、不可解な行動をしていたので、その点について解説します。
小田切敏也のライブに行っていた理由
仁野環は、小田切敏也を追いかけるよう、ライブに頻繁に参加していました。
その理由については、小田切敏也が、仁野環の兄を亡き者にした犯人だと思っていたからです。
コナンと合流するライブ会場では、事件の犯人が小田切敏也と伝え、自分を囮にしていました。
コナンと分かれてトロピカルランドに向かった理由
コナンが犯人の目星をつけたと同時に、仁野環は急ぐようにして、コナンと分かれました。
そして、仁野環は、トロピカルランドに行くようにタクシー運転手に指示をします。
これについては、よく見ていなかった人には分からなかったと思うのですが、小田切敏也のコンサートに行くために、焦っていたのです。
このシーンだけをみると、実は彼女が犯人であるように見えるので、上手く物語が練られていると思いました。
容疑者の友成真が怪しすぎる
容疑者になった友成真の言動が怪しすぎたので、以下で考察します。
最後まで、本当に犯人だと思っていましたが、彼は犯人ではありませんした。
友成真は潔白なのに逃げていたのはなぜ?
友成真が潔白なのに、逃げていた理由を考察します。
それは、現場証拠が、自分の犯行となっていたからです。
何の作戦もなく、捕まって主張しても、信じてもらえない状況にいたので、彼は逃亡をしながら、手がかりを探すことをしていました。
コナンの世界がどうか分かりませんが、捕まったら取り調べで自白させられそうなイメージがあるので、彼もそう思ったのでしょう!
毛利蘭の前に着ぐるみで現れたのはなぜ?
友成真琴はトロピカルランドにいた蘭の前に、着ぐるみで現れます。
結局は、少年探偵団の攻撃により捕まってしまうことになりますが、わざわざ何でそんなことをしたかは、毛利小五郎に相談したいと考えていたからです。
自分の無罪と、犯行を被せられている現状を話すために、警察に見つからないように、カモフラージュしたのだと思われます。
ただ、ぬいぐるみをそんな簡単に借りられるのは驚きですよね(笑)
それは盗んだのではないかと思ってしまいました!
まとめ
映画『名探偵コナン瞳の中の暗殺者』の傘がトリックで伏線かを解説しました。
伏線も良かったですし、トリックも最後まで全く分かりませんでした!
また、仁野環と友成真が最後まで、怪しかったのも、最後まで楽しめたポイントかなと思います。
最後の最後まで、犯人を分からなくするために、数々の仕掛けがされており、さすが名作と言える作品だと思いました♪
