ジブリ映画

千と千尋の神隠し最後のシーンで豚のお父さんがいないと見抜いた理由とは?

ジブリ映画の興行収入1位といえば、「千と千尋の神隠し」です!2001年に公開され、観客動員数2350万人、興行収入は304億円を超えました。

その記録は、大ヒット映画「タイタニック」や「アナと雪の女王」をはるかに超え日本歴代興行収入第1位を誇っています。

ジブリ映画という枠を超え、日本映画最大のヒット作「千と千尋の神隠し」。今回は「千と千尋の神隠し」の中から、千尋が湯婆婆に与えらえた最後の課題「お父さん・お母さん豚を見抜く」シーンについて考察していきます。

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千と千尋の神隠し最後の豚のシーンの問題について!

問題のシーンは最終章で登場します。

銭婆に別れを告げ、油屋への帰り道。

ハクの名前を想い出した千尋は、別人のように凛とした表情で油屋に戻ります。

油屋に着くと、入り口で湯婆婆や宿の仲間たちが2人を待ち構えていました。

元の世界に戻る条件は、「11頭の豚の中からお父さんとお母さんを見抜く事」でした。

映画の冒頭、屋台に並んでいた料理を勝手に食べてしまい豚にされた両親。

千尋は、その11頭の中か両親を見抜く事ができるのでしょうか。

なぜ千尋は豚の集団の中にお父さんがいないことを見抜いたの?

11頭をじっと見つめた千尋。

「おばあちゃんだめ、ここにはお父さんもお母さんもいないもん。」

と湯婆婆にきっぱりと言い放ちます。

なぜ千尋は、お父さんとお母さんがいない事を見抜けたのでしょうか。

最も有力なのは

「この不思議な世界を過ごす中で千尋が成長し、真実を見抜く力を身につけた」

という説です。

宮崎駿監督も次のようにおっしゃっています。

最後の豚の集団をみて、千尋がお父さんとお母さんがそこにいないとなぜわかったのか説明していない。

理論としておかしいと、説明を求めるタイプの人たちがいる。

でも、僕はそういうのを大事だと思っていないから。

これだけ経験を経てきた千尋は両親がいないことがわかる。

なぜわかるか、でもわかるのが人生ですよ。

それしかないんですよ。

そんなにここが欠けていて、あそこが欠けていてって、指摘ができるなら、観客が自分で埋めればいいんだから。

僕はそんなところに無駄な時間を費やしたくないんですよ。

「どんな理屈で見抜けたか?」は映画には関係なく、

「親を見抜けた力を含めて、心は養われていく。子供の成長とはそんなものだ。」と言い切られた気がします。

確かにそうですね。

映画やドラマの考察は楽しいけれど、それはあくまでファンの2次的楽しみであって、必ずしも映像の中にそのすべての答えは必要ありません。

スタジオジブリのようなファンタジーアニメが正論を基に作られていたら、ジブリ映画の世界はこれほどに楽しく人を魅了する事はないでしょう。

ファンタジーとは、そもそも前提が不合理なのですから。

もしも当てられなかったら…?

 

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見事、豚の中に両親がいない事を見抜いた千尋。

みんなの声援を背に最初にくぐったトンネルを抜けると、無事現実へと戻ります!

エンディングはここまでですが

「もしもあの時、千尋が両親を見抜けなかった」としたらどうなっていたのでしょうか。

千尋が豚の中に両親がいないと言い当てた時、湯婆婆の手にあった契約書がポンと消えてなくなります。

この契約書を交わす際、湯婆婆はこんな事を言っています。

「契約書だよ。そこに名前を書きな。

働かせてやる。

その代わり嫌だとか、帰りたいとか言ったらすぐ子豚にしてやるからね。」

どうやら両親を見抜けなかった時は、「元の世界に戻りたい」と言った罰として千尋も子豚にされていたようです。

子豚に変えられて、食用にされず良かったね。千尋!

まとめ

「千と千尋の神隠し」で、早々に豚に変えられてしまったお父さんとお母さん。

そもそも両親が豚に変えられなければ、千尋はすぐに現実の世界に戻る事ができたはずです。

つまりこの物語は、目の前の豪華な料理に目がくらみ正しさが見えなくなった大人たちの強欲によって始まるのです。

「千と千尋の神隠し」には、そんな現代人の心の問題を多く取り上げています。

興行収入や観客動員数などの記録以上の大きさが、この映画には散りばめられているようです。

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